野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ワニバレエプロジェクト2日目

ワニバレエの生まれた宇治の平盛小学校でのワークショップ2日目。京都女子大の児童学科深見ゼミのゆうちゃんも同乗していますが、彼女はぼくが京女を退職した後に入学で、全く重なっていないのです。行きの車の中で、ぼくが京女で先生をしていた頃、授業で作ったCD「のむしょく」を聴いていました。潤さんが、「野村は女子大生にはポップスをこんなにいっぱい作曲するのに、P−ブロッには1曲もポップスを書かない」と騒いでいました。だって、児童学科の学生達が、気持ちいいくらい歌を歌うのが好きだったから、授業中でも、授業以外の時でも、その辺の楽譜を見つけて伴奏すると、みんな何時間でも歌ってくれるし、本当にそれが心地よかったのです。そうなると、作曲家としては、他人の歌ばっかり歌われるよりも、自分の歌も歌って欲しいじゃないですか。ついつい、授業中に作曲しちゃって、それで、帰り道にみんなが歌ってくれたりすると、嬉しくって、また、ついつい作ってしまうのです。

さてさて、平盛小学校です。今日は、3年前のビデオを見てみました。ヒューのワークショップを見ながら、1年生の時に体験したワークショップをもう1回4年生として体験してみたり・・・。ビデオのヒューのリードで歌を歌ったり、ヒューをリーダーにした「これじゃない」を体験したり。

それから、昨日の新曲をみんなで歌ってみました。あと、1年生の時に作った「ひこうき」と「ワニバレエ」も歌ってみました。昨日と違って、今日はみんなかなり大きな声で歌っていました。もうすっかり思い出したみたい。最後に加奈ちゃんの紙芝居を鑑賞。明日は、紙芝居のためのお絵かきをしようということで、クレヨン準備お願いね。

ということで、授業は終了。放課後タイムに。放課後も、昨日以上にみんなの演奏がノリノリ。段ボールで工作する子も、絵をかく子もいました。いろいろ新ネタも生まれつつあります。昨日の最初に、教室の後ろの机の下に潜っていた少年が本当にナイスで、今日の最後にはハイテンションに踊り狂った後、みんなの前で指揮者になってアンサンブルのまとめ役になっていました。

明日は、授業中に絵を描いてみたい。放課後は、箏アンサンブル、打楽器アンサンブル、木琴アンサンブルなどやってみたい。明後日以降に、全員でのリコーダー合奏の曲とか、ボディパーカッションとかもやってみたいかな。

昨日、今日のワークショップの様子について、糸井先生のブログに詳しいレポートがあります。
http://susumu.exblog.jp/