野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

エミューの求愛

横浜動物園ズーラシアでの動物との音楽2日目。
朝、9時に起こされたものの布団から出ないぼくは、10時半に再度起こされて、渋々起きる。
まずは、アリクイ。アリクイは1日に2万〜3万匹のアリを食べるらしいが、そんな食物は確保できないので、別のエサをあげているらしい。それだけアリを食べても平気という状況がすごいなぁ。
アリクイの長い鼻(口)が柵の間から飛び出てくる。その前に鍵ハモを差し出したら、鼻先でつついてくれて、鍵盤をよだれベタベタにしながら、音が時々出た。鍵盤は本当にベトベトになったけど、いいコラボでした。
ニホンザルは優れたダンス公演を見ているよう。上から見れたので、面白かった。「さあトーマス」もあんな感じでみれたら楽しいのかも。
トリ、オットセイも色々楽しかった。幸弘さんは、相当オットセイに癒されていたよう。
午後のエミュー。最初、太鼓の音がどこかから聞こえると思ったら、エミューの喉を鳴らす音だった。この音との合奏はすごい面白かった。鍵ハモ以外の楽器(パーカッション)があったらなぁ、と思ったけど、鍵ハモしかないからそれで対応。この音を聞くためだけでも動物園に行く価値はある。エミューは柵の中に入らせてもらった。途中、エミューが胸をはって寄って来た。ぼくはたじろいで、後ずさり。飼育係の人に寄れば、それは求愛のポーズとのこと。気に入ってもらえたらしいが、愛には応えられなかった。
ということで、メチャクチャ楽しく勉強になる二日間でした。