4月29日のコンサート「ピアノの本音」に向けて、日々、ピアノの研究をしております。アコーディオンや鍵ハモは、鍵盤がカタカタいいますが、ピアノもカタカタいいます。鍵ハモの場合は、こうした鍵盤のカタカタ音を意識的に鳴らしたり、鳴らさなかったりで表現がかなり変わりますが、鍵ハモを経てからピアノに取り組むと、やはりカタカタとの付き合い方は、ピアノの表現に大きかったりします。上野泰永さんの考案したスティムフューチャーをピアノの足の下に装着すると、こうしたカタカタ音も含めた様々な音が、より聞こえやすくなるのです。
それから、ピアノは88鍵あるわけですが、中を見てみると、最高音は、演奏してから音が消えていくまで時間が短いので、鍵盤を離してもダンパーでミュートしない構造になっていたりします。それより低いところは、すべてダンパーがありますが、弦が3本あるところ、弦が2本、弦が1本のところがあります。そう考えると、4種類の楽器を一つにまとめた楽器にも思えてきます。そうやって意識して、4つの音域ごとに、演奏を意識して弾いてみたりします。その他、様々なピアノの奏法を模索中。
小瀬泉さんが訪ねて来るのでは、と思っていましたが、連絡はなく、しかし、モーリーが訪ねてきて、パインジュースを飲みながら、語り合いました。予想外のところから、球が飛んできます。
ルー・ハリソンに関する本に付属のCDを聴いています。ガムラン音源から、ハープの即興。原爆をテーマにしたオーケストラ曲まで、いろいろ興味深いです。
Lou Harrison: Composing a World
- 作者: Leta Miller,Fredric Lieberman
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 1998/07/01
- メディア: ハードカバー
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