野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ナンティ・べバース/ショコラ/カリブのリズム

12月19日に両国門天ホールで世界初演となるチェロとコントラバスの二重奏《ナンティ・べバース》のプログラムノートを書き終えて、Team Liaisonに送る。ドライブにある佐藤伸輝さん、徳武史弥さんの新曲の譜面も見て、二人の作風も全然違うし、改めて楽しみなコンサートだ。

川島素晴:(2023、世界初演

野村誠:ナンティ・べバース(2023、世界初演

佐藤伸輝:たったふたりきり(2023、世界初演

徳武史弥:"Oh-Bas-Cello!!"(2023、世界初演

クセナキス:Roscobeck

スコダニッビオ:Western Lands

アダーメク:Chamber nôise I

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大阪音大へ。2月3日の本番会場であるミレニアムホールを見学後、庄内コラボセンター(ショコラ)へ。渡邉未帆さん(アコーディオン)、小川和代さん(ヴァイオリン)とスピンオフ企画のワークショップ。シタールの田中峰彦さんも合流。子どもがいっぱい参加してくれた。しょうないREKの小池さんとも久しぶりにお会いできて嬉しい。

 

夜は、世界のしょうない音楽ワークショップの3回目。参加者の尾谷さんが自作の譜面を下さったので、小川さんのヴァイオリン+野村のピアノ伴奏で演奏。その後、尺八の饗庭さんが「シャクスタ」という尺八初心者用の体験楽器試作品を持ってきて、参加者全員に配って音が出るかを試す。「シャクスタ」は尺八へのハードルを下げる新製品になり得るかもしれない。全員体験して、半数以上が5分以内に音が出た。

 

渡邉先生とカリブのリズムを体験した。楽しいリズムの重なり合い。その後、みんなで楽器体験タイム。小学1年生の子が前回創作した複雑なリズムを完璧に覚えていて、それをヴィオラで演奏するので、びっくり。みんなでそのリズムをおさらい。

 

西洋クラシックのラテンということで、センチュリーの小川さんにボレロのリズムを教わる。オーケストラの弦楽器が長い時間ピチカートをし続ける曲について、センチュリー交響楽団のメンバーにミニインタビュー。

 

最後は、カリブのリズムを、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバシタール、打楽器、尺八でやった。カリブっぽくない楽器でカリブのリズムをやるのも面白い。

 

ということで、3回のワークショップの内容を踏まえて、年末年始に野村が新曲を書き下ろします。ノリノリで楽しい曲になるはず。

 

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