野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

「相撲ノオト」、いよいよ世界初演!

會田瑞樹くんのヴィブラフォンの独演会が明日に迫っている。本日は、大阪のフェニックスホールまで、リハーサルに立会い。行くと、野田雅巳さんの「ヴァイブラさん」の練習が終わったところ。副題は「1台のヴィブラフォンと2人の演者のためのちいさな劇」。いろいろ、怪しげなものもあり、ダンサーの山田珠実さんがいたりして、明日見るのが楽しみ。作曲家の佐原詩音さんにも、初めてお会いした。

 

ぼくの新曲「相撲ノオト」を通して演奏してもらう。一昨日よりも演奏が練り上げられているが、やはり土俵入りの動きの細かいポイントなど、丁寧に説明する。体の使い方、呼吸の仕方。間の取り方。などなど。そうした細かいワンポイントアドバイスをすると、次の通しでは、すぐに修正されていて、断然よくなっている。これは、明日の世界初演が非常に、非常に楽しみ。佐久間新さんは、今日も稽古を見守りに来てくださった。ありがたい。

 

中村典子さんの新曲の音の渦を体験。明日は9人の日本人作曲家の9曲。いろいろ聞いて、刺激とインスピレーションをいっぱいもらおうと思う。

 

帰宅後は、「世界のしょうない音楽祭2020」のための作曲。作曲と言っても、筑前琵琶の「祇園精舎」に、ワークショップ参加者の楽器がどのようにトッピングしていくかを考える作業。表をつくって、整理していく。いろいろ考えた結果、楽器を次のような4群に分けることに。

 

1)箏とヴィオラ

2)三味線、琵琶、ヴァイオリン

3)クラリネット、尺八、ヴィオラ・ダ・ガンバ

4)ガムランシタール、チェロ、打楽器