野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

相撲部コーチに電話する/架空の舞台音楽のようなnew born/ガチャ・コン音楽祭vol.3

大学の相撲部コーチに電話をする。サントリーサマーフェスティバル2023の出演依頼。今年の5月に日大相撲部の岩本さんに出演していただき、それが素晴らしかったので。

 

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荒井良二さんの展覧会『new born いつもしらないところへたびするきぶんだった』に向けて、音楽を作っている。7月1日開幕だから、もうすぐ。でも、相変わらず、音楽を作りながら、ちょこちょこ自宅録音。これ、展覧会の音楽をつくっているはずなのだけど、なんだか舞台の音楽を作っているような感じがする。色々なシーンの音楽ができてくる。荒井さんの展示はまだ見ていないわけだけど、荒井さんの展示も、架空の舞台の舞台美術のようだ。ああ、ぼくは荒井良二劇場の舞台音楽を作っているのだ。

 

やけに高音な「祭囃子」(ソプラノ鍵盤ハーモニカ)にピアノが加わった曲を録音した後に、「new born」そのことにフォーカスした曲を作りたくなって、ピアノを弾きまくる。そして、そのピアノの録音に合わせて、鉛筆を走らせる。色鉛筆を走らせる。ペンを走らせる。ひたすら線を描く音を録音していく。線を描く音と、昨日の天ぷらの音を重ねていたら、気づいたら、「ボーン、ボーン、ボーン、ボーン」と唱え続けていた。「ニュー、ボーン」。

 

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2023『ガチャ・コン音楽祭Vol.3』は、9月18日に開催予定で現在フライヤーを作成中。本日は、コーディネーターの野田智子さん、参加アーティストの田辺響さん、山本啓さん、びわ湖芸術文化財団の福本美紀さん、後藤萌さんと。クリエーションはこれから始まっていくので、内容は未定なのだが、想定される音響機材とセッティングにかかると想定される時間について共有するのが、本日の会議の主要なポイント。