年末。ゴミ処理場までゴミを出しに行ったり、買い物に行ったりした。服を買ったり、生活用品を買ったり。ぼくの場合、仕事は遠征して演奏したりするのと、自宅で創作したりするのが半々くらいの暮らしなので、自宅での創作環境を整えることと、出張中の環境を整えることの両方を考えての買い物になる。昨年はコロナで出張が激減していたので、自宅のこと中心で考えていたが、今年の年末は半々になってきた。
問題行動トリオの2月の十和田公演のことを考えている。8月、11月とリサーチを兼ねた２回のパフォーマンスを経て、ついに最後の2月の公演を迎える。その公演について東京と大阪と熊本にいるトリオで話し合いながら作っていこうと考えた時に、十和田に集まった時に、一気に作っていくことになりやすい。でも、ぼくは作曲家で、この公演の意味や構造や仕組みをつくることに興味が大きいので、まずは、自分がトリオとしてやりたい方向性を、自分なりに構成／作曲してしまおう。もちろん、砂連尾さんや佐久間さんを使って、ぼくの作品をやりたい、というワケではない。でも、ぼくが作者ならば、このように作ります、という作品をつくり、それを叩き台に議論を進めていきたい。そんな話を、里村さんに相談に乗ってもらい、少し気持ちが整理できてきた。野村の構想と野村の企画書と野村の新曲をベースに、２月５日、６日に、十和田市現代美術館で問題行動トリオの新作公演をやろう。そういう強い気持ちを抱いて考え始めたら、アイディアは無限に湧き出てくる。
