野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

日曜日の庭仕事/ルー・ハリソンのオマージュ

ぼくはクリスチャンではないので、日曜日に教会に行ったりしないし、日曜日は大抵仕事をしていて、仕事の予定は日曜日から埋まっていく。でも、今日は仕事の入っていない日曜日なので、日曜日らしくのんびり過ごす。特に畑や庭の雑草との格闘。あの連日の大雨でトマトなんか大打撃を受けているのに、雑草たちはこんなに自由に伸び伸びと育っているのだろう。先日、頑張って伸び伸びの雑草を抜きまくった。その一角に冬野菜の種蒔きをしようと準備していたのだ。ところが、その結果、隣の家のエアコン室外機からの風がオクラに直射するようになり、元気だったオクラが枯れてしまった。それまで雑草が室外機の風をガードしてくれていたのだった。どうして、雑草たちは室外機の風にも平気で伸びまくれるのだろう?野菜を育てる時は、日当たりだけじゃなくて、エアコンの室外機の風向きも計算しなくてはいけないんだなぁ。

 

コロナ以前とコロナ以後で変わったこと。明らかに読書の時間が減って、作曲の時間が増えた。コロナ以前は、電車で何時間も移動したり、飛行機で海外に行ったり、移動時間が多かったので、移動中に本を読むことが多かった。電車の中だと、本を読むか寝るくらいしかやることがないので、つい読書をしてしまう。ところがコロナになって、家にいることが増えて、家でも読書はできるのだが、家にいると楽器も鳴らせるし作曲もできるので、ついつい作曲の時間が増えてしまう。ということで、コロナで読書時間が減って、作曲時間が増えた。

 

作曲家の佐原詩音さんと打ち合わせ。文化庁の助成AFFに応募されて、たくさんの作曲家とたくさんの演奏家を巻き込んだアジアと現代音楽に関するコンサート&レクチャーを11月30日と12月1日に実施される。ぼくは、インドネシアに関する20分のレクチャーをするのと、2017年に作曲したヴァイオリンとバリガムランによる《ルー・ハリソンへのオマージュ》を再演していただけることになっている。《ルー・ハリソンへのオマージュ》は大阪で何度か演奏されているけれども、東京では初。しかも、今回は演奏者が初対面の方々が多いので、どんな演奏になるのか楽しみ。ということで、日曜日の買い物に出かけて後、ルー・ハリソンの伝記を手に取り少しだけ読んだ。この作曲家と会ってみたかったなぁ。

 

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