野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

アノタイのシンポジウム/こどもアートサーカス2021

PCR検査は陰性だったのですが、昨日まで保健所の指示で、隔離生活。その間、ずっと平熱で健康の異変もなく、健康観察期間も昨日で終わり、久しぶりに外出できるようになった。久しぶりに外に出たので、太陽の光がこんなに明るいんだとか、外の空気はこんなかとか、一つ一つが新鮮。

 

13日から東京でワークショップとコンサートがあり、財団からPCR検査が必須と連絡があり、1週間前のPCR検査が陰性で、その後、一度も外出していないのだから、検査の意味ないんじゃないかと思いつつも、PCR検査のキットの指示に従い、つばを容器に入れて、指示に従いながら三重包装し、郵便局に持って行き速達で送る。郵便局の方でも、箱を渡しただけでPCR検査とわかるみたいで、三重包装しましたか、などの質問用紙に記入させられる。

 

本当は、7月末の水戸滞在中に髪を切ろうと思っていたが、結局、髪を切る間もないくらい《たいようオルガン》の作業に没頭したので、滋賀に行ってからにしようと思ったら、髪を切ろうと思った矢先に隔離生活に入ってしまった。通りがかりで良い雰囲気の美容院があったので、カットしてもらい気分一新。

 

マニラのダヤンから助成金がとれて自転車音楽のプロジェクトができることになったとのこと。マニラで自転車で移動していくための音源を作曲する。この秋に取り組む予定、楽しみ。

 

バンコクのアノタイから、8月25日のトークのタイトルと要旨などを送ってくれと言われていたのを忘れてて、催促がくる。大慌てで作文して送る。アノタイとは、2004年にバンコクで出会った。2007年には、アノタイが企画してくれて、アナンと佐久間さんと3人でエディンバラに行った。2013年は、バンコクで子どもたちとのワークショップを企画してくれた。2015年には、バンコクでだじゃ研とのセッションを企画してくれた。数年に一度くらいしか会わないけど、ずっと関係が続いている。現代音楽の作曲家で、コミュニティ・ミュージックの実践者であるアノタイが面白いのはもちろんのこと、アノタイのもとで学んだ若い作曲家も面白い。現代音楽の作曲をし、ワークショップもし、即興演奏もする、というような若い作曲家が、アノタイのもとから育っている。8月25日は、だじゃれ音楽の活動について45分も話させてもらえるらしいので、有効に使いたい。

 

中川賢一さんと打ち合わせ。8月13日ー15日に開催の『こどもアートサーカス2021』。13日はリハーサルと、zoomでのワークショップ。14日は、対面でのワークショップとリハーサル、15日はコンサートとレコーディング。3日間超ハードスケジュールの合宿のような感じ。昨年は、楽屋で各自専用のテーブルが壁に向いて置かれていて、そこで壁を向きながらお弁当を食べ、各テーブルに消毒が置いてあり、ゴミはビニル袋に入れて縛ってから、ゴミ箱に捨てる、という徹底コロナ対策の中、収録を行なった。きっと今年度も、さらなる感染症対策をプランしてきているだろう。

 

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