野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

エディンバラからの来客とバンコクの準備

新幹線に乗って、東京へ!千住にやって来ました。千寿常東小学校で、年末のバンコクツアーに向けてのリハーサル/打ち合わせ。

たまたま、エディンバラ大学で作曲と音楽テクノロジーを教えるMichael EdwardsとピアニストのKarin Shistekが日本を旅行中なので、合流。ピンポン球をピアノに使ったり、マリンバに落としたりもしたことがあるそうで、気が合う。我々の即興を見て、「フリーインプロヴィゼーションで、リズムにフォーカスするのは、非常に珍しく新鮮だった」とのこと。ヨーロッパのフリーインプロヴィゼーションのほとんどが、テクスチャーにフォーカスしているが、それは、リズムにフォーカスすると、ジャズやロックと差が出なくなってしまうからかもしれない。しかし、リズムにフォーカスしながら、ジャズともロックとも違う自由な即興が実現できているところが面白い、とのこと。

だじゃ研バンド(=だじゃれ音楽研究会)の即興力は、明らかに向上していて、演奏に迷いがなく、自信を持って音を出していて、音に説得力が増している。続けていくことは、大きい。

バンコクでは、作曲家アノタイの取り組む「子どもオペラ」との交流。古琴(七絃琴)に取り組むチャッチョンとの交流。作曲家ジャンダヴィの作曲の学生たちとの交流。アナンの実験的な伝統楽器バンドKorphaiのリハーサル見学、などを予定。こうしたバンコクの音楽しーんとの交流をドキュメンタリー映像にまとめて、日本で報告する。

マイケル、カリンを交えて、夜もナベを囲みながら交流。