野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ガチャ・コン会議

「ガチャ・コン音楽祭」で、近江鉄道の車内放送で日野少年少女合唱団が歌う5つの新作駅名ソングの楽譜を軽く校正して後、発送。発送すると、さっそくタイトル(駅名)を書き間違えているという超初歩的なミスが発覚し、訂正。スクリーン駅の曲のタイトルに「ひらた」と書いてあった。

 

「ガチャ・コン音楽祭」の打ち合わせ。本日は、フライヤーのデザイン会議。グラフィックデザイナーの堤拓也さんは、国際芸術祭あいち2022のキュレーターでもあり、山中suplexのキュレーターでもあり、ポーランドに住んでいたこともあり、滋賀県出身で滋賀県在住という多彩な方。今回、お願いできることになって、とても楽しみ。本日は、びわ湖芸術文化財団の福本さん、山元さん、プロジェクトコーディネーターの野田さん、永尾さんと野村と、堤さんでのミーティング。企画の説明をしたところ、どこにもない企画とのお言葉をいただく。そう言われるだけで嬉しい。ぼく自身、初めてのことが多いので、とてもワクワクしている。そして、堤さんのデザインの引き出しがいっぱいあると思うので、イメージの共有をした。ぼくは即答で、面白い系+狂ってる系、と返答。堤さんが高嶺格くんのチラシをデザインしたものなどを見せていただく。チラシは、宣伝媒体であると同時に、プロジェクトの様々な時間をレイアーにして一つのビジュアルイメージを作り上げていくドキュメンタリー美術作品になる。ドキュメンタリーであり、フィクションであり、クリエーションであり、プロセスである。ここで野田さんからトスがあがり、ぼくは「ガチャ・コン音楽祭」の「キックオフ口上」を実演することにした。ぼくの世界観やテイストをパフォーマンスで伝えて理解してもらうことが、チラシのテイストに大きく左右すると思ったから。堤さんとのコミュニケーションも、今日は大変良好。

 

その後は、フライヤーに入れるべくイベントのタイトルなどを考えて後、里村さんと長崎へ出発。美術家の親友島袋道浩くんのパフォーマンスを見に行くためだ。パフォーマンスを見に行くはずなのに、鍵盤ハーモニカを持って来て、と言われたので、持っていく。島袋くんとは、本当にいろいろなコラボをし続けてきたが、明日は、ちょっとだけケンハモを吹く。ホテルのロビーで、いろいろな人に紹介されたりして、熊本が誇る現代美術家の岡山直之さんとも久しぶりに再会。色々、事情がわからないが、明日楽しみ。