野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

日羅印尼中の知音

「世界のしょうない音楽祭2021」に向けて、作曲中。尺八+クラリネット+ピアノ+ガムランシタール+箏+三味線+ヴァイオリン+ヴィオラヴィオラ・ダ・ガンバ+様々な楽器という編成。1月17日に無観客の世界初演を収録し、動画編集後に配信の予定。これまでの5回のオンラインでのワークショップで体験した世界の音楽(日本、ルーマニア、インド、インドネシア、中国)を順番に巡っていき、最後には、それが混在していく曲。5つの音楽の音階を12平均律上で重ね合わせると、半音階の12音のうちの11音が登場するので、これが重なり合うと多調で無調の音楽になって、とても美しいカオスになってくれる予定。実際に音を出してみる1月12日のリハーサル/ワークショップが楽しみ。とりあえず、新曲のタイトルは、5カ国の漢字表記をとって、《日羅印尼中の知音》としてみた。知音とは、中国の故事成語で親友のこと。

 

先週崩していた体調も回復してきて、年末の大掃除中。そして寒波に備えて準備中。寒くなる前に、なんとか防寒対策もできて、掃除もはかどり、気持ちよく新年が迎えられそう。今年は、コロナでずっと家にいるので、年末の大掃除を1週間かけてやっているので、1日一部屋ずつやっていて、今日は台所。このペースでやってみて、大掃除は1日じゃできないと改めて思い知る。

 

舞踊家の佐久間さん、宮崎アーツカウンシルの山森さん、都城の財団の徳永さんと年末最後の打ち合わせ。昨年度やったワークショップを発展させた何かができないかと、色々ブレインストーミングで、風が吹きまくり、アイディアが竜巻のように現れていきそうな楽しい時間だった。