野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

社会文化論基礎2の講義、そして作曲

演出家/劇作家の横田修さんが専任講師をされている追手門学院大学にて、「社会文化論基礎2」という講義で、250名ほどの学生さんに向けて、90分の講義を行いました。

帰宅後は、2月9日の「世界のしょうない音楽祭」に向けて、新曲の作曲作業で、譜面を書いていました。結局、ワークショップ参加者用に、11段で、

打楽器
ガムラン
シタール
ヴィオラ・ダ・ガンバ(トレブル)
ヴィオラ・ダ・ガンバテノール
ヴィオラ・ダ・ガンバ(バス)
尺八

三味線
ヴァイオリン+ヴィオラ
チェロ

これに加えて、日本センチュリー交響楽団の楽団員のパートと野村のピアノで5パート

第1ヴァイオリン
第2ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
ピアノ

あるので、やっぱりオーケストラ曲の楽譜を書いているような感じです。しかも、そのうちの11パートは、ほぼ初心者で弾ける内容になるのです。弦楽器は、開放弦だったりしますし、バリガムランはペロッグの5音音階ですし、箏の調弦を決めてしまうと、本当に使える音の種類は、非常に限られてきます。プロの人と、初心者の人が、どうやって共存できるかを作曲するのは、プロばかりの曲を書くよりも、遥かに大変なことなので、こちらの腕が問われます。

まずまず、いい感じに進んでおります。