野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《メシアンゲーム2》を作曲することに

朝、四股を1000回踏んで後、ネットTAMのオンライントークイベントの打ち合わせ。気が付けば9日前。事前の打ち合わせはなしでも大丈夫とのことだったのだが、野村の希望で、今日の会を設けてもらった。実際、進行の段取りなどだったら、当日で大丈夫だし、事前にあんまり話を聞きすぎると、当日のライブ感がなくなって予定調和になってしまうこともある。でも、今日の打ち合わせは、あって良かった。

 

要するに、今日は、実際に話す内容については一切話さなかった。その代わり、お互いに遠慮して待ってしまうよりは、積極的に話し合えるような感じで、互いの距離感を近づけましょう、という話をした。それと、誰か一人が合唱業界を代表して話すとか、オーケストラ業界を代表して話すとかは無理な話で、あくまで、合唱の仕事をしている個人が体験した話とか、オーケストラの仕事をしている個人が体験した話とか、作曲をしている一個人の話とかになると思う。そうした登壇者の個別の事例を語ることで、この場にいない第4、第5のケースもあり得るのだ、ということの想像力が働くようなそんな場にしたい、という話も共有した。

 

11月15日に色々お話するのが、非常に楽しみ!

 

www.nettam.jp

今年の4月に世界初演する予定だった新曲「メシアンゲーム」。そのコンサートは、来年1月7日の名古屋でのコンサートに延期になったが、「メシアンゲーム」は2台ピアノの曲で、観客参加型で、コロナ以前に構想したので、観客もピアノを演奏し間接的な接触を避けられないので、1月も上演が無理と判断。結局、ボディパーカッションで観客が参加する新曲「メシアンゲーム2」を作曲することになった。というわけで、メシアンのリズム技法について、改めて研究して新曲を書くことになりそう。