野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

宿題とあそび/世界のしょうない

勝野タカシさんと7月29日に行なった公開収録@アバンギルド《宿題とあそび》の動画があがってきた。映像はemuralabo(江村耕市)。新型コロナウイルス禍で、初めて観客ありのライブを体験したのが、この日だった。そして、かつて当たり前だった複数の人が同じ空間でリアルに演奏すること自体が、数ヶ月ぶりの体験だった。そして、ライブハウスという場が、コロナで危機的状況にある中で、アバンギルドというライブハウスの空間を最大限に活かして行なったライブの記録。

 

ほとんど、どんな演奏をしたかを覚えていなかったが、改めて見て/聞いてみると、本当にライブ演奏の場に渇望していたのだろう。ぼくの演奏も勝野さんの演奏も、独特の緊迫感を持っていると同時に、演奏できることの喜びを噛みしめているようでもある。近々、公開になるのだろう。勝野タカシという自由なミュージシャンとのセッションが、こうした形で残っていくのは嬉しい。

 

明後日から始まるオンラインでの「世界のしょうない音楽ワークショップ」に向けて、講師陣のZOOM打ち合わせ。とにかく、贅沢な企画である。そもそも日本センチュリー交響楽団の数名の演奏家と野村で行うとしても、定員40名に対して、講師が5名いるのは手厚い。ところが、2年目に大阪音大の井口先生が協力して下さり、邦楽の先生方がご好意でワークショップに毎回参加して下さったことを皮切りに、年度が変わるたびに、新しい大阪音大の先生方が名乗りをあげて参加され、今では10名近い先生方+助っ人が参加することになっている。定員40名に対して講師陣だけで15人ほどいる贅沢な企画になっている。そして、まだ定員に余裕があるらしいので、ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。関西以外の遠方の方も、今回は申し込み+参加のチャンスですよ。

 

2020世界のしょうない音楽ワークショップ(オンライン) 豊中市

 
ピアノ曲 《Chant for Sleep》の楽譜をスキャンして、フィリピンのダヤンに送る。あと、プロフィール写真を、ポーランドのオーラが撮影してくれたものを使いたく、オーラに許可の確認をとる。ポーランドでのレクチャーで「ねってい相撲」をしている写真。