野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

「うつくしいまち」ヨーロッパ初演

今日は、7時に朝ごはんで、7時半に出発。劇場入りで朝からセッティング。ブルーノ・ムナーリ劇場。子どものための演劇に特化した劇場らしい。ブルーノ・ムナーリのことはあまりよく知らないけれども、これを機会に勉強したい気分にもなる。

 

劇場にピアノが運び込まれるが、これがイタリアのピアノメイカーFazioli(ファツィオリ)のグランドピアノ。弾いてみるが音色が非常に豊かで、弦楽器の音色がする。ファツィオリのピアノいいなぁ。イタリアに来ての大収穫。ファツィオリのピアノのファンになった。

 

午前中に仕込みやサウンドチェックが終わり、お昼には通し稽古。8月4日のさいたま公演以来の通し稽古だったので、いろいろ忘れていたり、要チェックのところもあった。

 

本日、16時と18時と2回公演。たくさんの子どもたちも来てくれる。2年前に城崎でつくった「うつくしいまち」をダリオさん、やぶさんと、ヨーロッパ初演して、大好評でミラノ公演を終える。ミトフェスティバルの芸術監督の作曲家さんも最初から最後まで全部よかった、また来て欲しいと、社交辞令かもしれないけれども、言ってくれて、嬉しかった。

 

仕込み、リハーサル、本番2回、撤収、と丸一日働き通しだったので、ヘトヘトだが、明日も、トリノに移動して、2公演。がんばりまーす。

 

イギリスのスティーヴから、明日の国際アガサクリスティフェスティバルで見せる動画が届く。アガサクリスティについての逸話が時々、文章で挿入されるけれども、基本は野村の演奏している動画。明日は、イギリスのペイントンのパレス劇場には、映像で出演します。