野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

トリノ公演とイギリスビデオ出演

テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ「うつくしいまち」イタリア公演。昨日のミラノ2公演に続いて、本日は、トリノ2公演。ミラノのホテルをチェックアウトして、車で2時間弱の移動で、トリノに。トリノは、フランスやスイスとの国境に近い。あと少し行けばフランスだ。

 

今日の劇場は、Casa Teatro Ragazzi e Giovaniと言う名前だ。Casaは家、Teatroはシアター、eは&だから、「ラガッチとジョバンニ演劇の家」なのかな、と思って聞くと、Giovanniだとジョバンニという名前になるけど、Giovaniは若者という意味で、Ragazziは子どもという意味だそうで、「青少年の演劇の家」といったところか。子ども向けの演劇を専門に上演する劇場で、スタジオもあったりするらしい。

 

昨日ミラノで2回上演した作品を、今日トリノで2回上演する。これまで日本でも、出石、城崎、水戸、刈谷、埼玉と5回上演してきた作品だが、今回はイタリアで一気に4回上演。上演回数を重ねると、共演するダリオややぶさんのパフォーマンスも、どんどん熟成されてくるので、同じ公演を繰り返しているのに、毎回発見も多く、演奏しながら、驚いたり感動したり動揺したり、ワクワクしたりドキドキしたり。細かな失敗やら成功やらをしながら、毎回、同じシーンを違った風に感じられるので、再演を重ねるのは楽しいことだ。

 

特に、昨日は大スクリーンに投影されていたが、今日のスクリーンは中くらいの大きさ。だから、昨日のイメージでいると、全てが小さくなった感じで、同じシーンの感じ方が違ってくる。

 

今日の2回目の公演はテレビの撮影も入り、大いに盛り上がり、無事、全公演を終了。イタリアのみなさん、本当にお世話になりました。ありがとう。

 

一方、本日、イギリスのアガサ・クリスティ・フェスティバルには、こちらの映像で出演。 She Has Been Born! という作品。Sheはアガサ・クリスティのことを指すと思われる。一時、行方不明になったこともあるクリスティ。

 

vimeo.com