野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ヒューとノムラのミステリー音楽

1月にヒュー・ナンキヴェルと行った「ミステリー音楽」ワークショップの動画が公開になった。映像は、泉山朗土さん。

 

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英語の歌詞を推理して、想像上の日本語訳の歌を作詞/作曲したり、指紋で楽譜をつくってその演奏の仕方を推理して作曲したり、いろいろ解明する謎をでっちあげては、推理して、音楽を創作した。わかりやすい音楽もいいが、わからない謎の音楽も楽しい。9月のインターナショナル・アガサ・クリスティ・フェスティバルと繋げるために、9月3日ー10日は、イギリスのトーキーに滞在。あ、もう1ヶ月後だ!

 

謎といえば、8月15日のワークショップで使う打楽器のリストを、打楽器奏者の野尻小矢佳さんが送って下さっていて、バラフォン(アフリカの木琴)の音階のことを質問したところ、野尻さんの楽器の音階が、偶然(だと思うのですが)20世紀のフランスの作曲家オリヴィエ・メシアンの移調の限られた旋法第2番(コンビネーション・ディミニッシュ)にそっくりな音階だったことに気がつく。8月15日は、子どもたちと中川賢一さん、野尻小矢佳さん、鵜木絵里さんと、バラフォン協奏曲やる構想が生まれてくる!楽しみ。

 

ミャンマーにいる柿塚さんと、ネット通話で打ち合わせ。これまで日本センチュリー交響楽団でやってきたコミュニティ音楽プログラムをもとに、音楽家のためのワークショップハンドブックをつくる構想。