野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA合宿はじまる

茨城県に移動。JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の合宿。

 

作曲家の鶴見幸代の実家を訪ね、鶴見宅のピアノで連弾。「相撲聞序曲」(野村誠作曲)と「朝太鼓」(鶴見幸代作曲)。

 

その後は、鶴見部屋にて、バーベキューしながら、語り合う。相撲聞芸術の今後について。そして、樅山智子さんが、つい数日前まで、あいちトリエンナーレ2019の現場にいたので、彼女の体験の報告を聞きながら、深夜まで語り合う。

 

2年前の8月9日は、長崎で平和について幼稚園児と歌をつくった。幼稚園児が考える平和は、こんな歌になった。

 

へいわは たのしいこと
へいわは あそぶこと
へいわは まもること
へいわは なおること
へいわは、ちっちりちっちっちー

わーわーへい わーわーへい
わわへい わわへい わわへいわ
わーーーー

 

 話し合いは、時間がかかる。独裁は速い。でも、ことわざは言う。急いてはことを仕損じる、急がば回れ。多分、遅い方が速く、速い方が遅い。焦ってじっくり話し合うことを省略しないこと。民主主義は時間がかかる。共同作曲は時間がかかる。コラボレーションは丁寧に時間をかけて進める必要がある。でも、ぼくの経験上は、それは遅いようで、一番確実で速い方法。急がば回れ急がば回れ