野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

風呂敷は広げた方がいい

今度の日曜日(26日)のコンサートに向けて、相変わらず自宅でピアノを研究中。ピアノを弾き始めて45年ほどになるが、この年になっても発見も多く、上達できることも多いので、日々稽古や研究が楽しい。今日は、主に、Gardika Gigih Pradiptaの新曲「A lesson about sound」の練習を中心に、ピアノの本音を探っていた。

 

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」(6月29日@アクア文化ホール)に向けて、舞台監督の高岡さん、照明の藤原さん、プロデューサーの柿塚さん、ダンサーの佐久間さんとの打ち合わせ。

 

佐久間新と砂連尾理という二人のダンサーの夢の共演。ここに、野村のピアノが加わる。これだけで、かなり楽しみなのに、「問題行動ショー」というタイトルをつけたので、結構、色々やっても大丈夫そうで、スタッフの少ない中、高岡さん、藤原さんも、様々な解決方法を出してくれる。劇場でやっているからこその照明などの効果を最大限に活かしつつ、しかし段取りや取り決めを最小限に抑えて、ライブ感を最大限に引き出すか、がポイント。佐久間さんや砂連尾さん、香港のi-dArtから来る13人のパフォーマーなどのメンバーが、いかに伸び伸びと面白いことができる環境を用意するかを、考えている。

 

それにしても、佐久間さんの考えるダンスって、本当に面白いなぁ。なんじゃそりゃ、と思うようなことを、真剣にやっている。この佐久間さんの独自のダンスに、野村は、即興でもいくらでも応えられるけれども、今回は、ピアノとヴァイオリンとクラリネットのトリオで、新曲「問題行動ショー」も作曲しようと思っている。

 

香港から衣装が届いた。衣装も面白くなりそう。佐久間さんも変なアイディアいっぱいあって、面白い。ホールの備品リストを見ているだけで、またアイディアが出てくる。とりあえず、せっかくこの座組みでできるので、思う存分のびのび楽しみたい。広げられる風呂敷は、いっぱい広げよう。リスクを警戒し過ぎて、早々に風呂敷をたたむのではなく、風呂敷を最大限に広げた上で、どうリスクを避けるかを考える。

 

夜は、門限ズの打ち合わせ。こちらは、6月1日、2日の九州大学でのワークショップ。2日間で合計10時間の濃密なワークショップで、こちらも、アイディアが次々に溢れてきて、すごく面白くなりそう。風呂敷は広げた方がいい。