野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

庭掃除

大掃除はなかなか終わらないが、せめて庭は掃除したいと思い、なんとか庭だけは片付き、少し気持ちがスッキリする。

大掃除の合間に、いろいろなお茶を飲む。以前、台湾で購入した中国茶なども、順番に飲んでいく。お茶はこうやって入れるんだっけ、と少しずつお茶と仲良くなる。家の気がよくなると、お茶を味わうことができるようになり、お茶の味も透き通ったような香りになっていく。そんな風にお茶が入れられれば、掃除も少しはかどる。

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の2016年12月の対談のテープおこしを少し進めてみる。こうしたデータの大掃除は、てつかずのものがいっぱいだが、こうしたデータを整理して大掃除を進めていけば、次に進めそうな気がして、少し光が見えた気がする。一ノ矢さんのお話(双葉山テンセグリティの話)から、「オペラ双葉山」のことをいろいろ考えさせられる。

2018年は、本当にいろいろあった。香港に3ヶ月も住んだことも、大きな刺激になった。だから、年越しそばは、香港で買ったエビの麺をいただいた。音楽家としては、これまで勉強してきたこと、これまで地道に土壌をつくってきたことをベースに、これから徐々に実を実らせていくことができたら、と思う。来年以降、どんな生き方をしようか、どんな暮らし方をしようか、と改めて考える機会をいただけたことにも、感謝。

この年末は、ピアノでショスターコービッチの「24の前奏曲とフーガ」をいっぱい弾いた。近年、ぼくは結構速いペースで曲をどんどん書いていたつもりだったけれども、このショスターコービッチの曲集も、随分、速書きだ。これくらいどんどん作曲してみたいと思えたこと、いろいろ刺激をもらった。



2018年に出会ったみなさん、ありがとう。2019年もよろしく。