野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

喜びのジャズと雅楽のまなざし

台風一過。金沢は晴天。風のために、サンダーバードはいくつか運休。ホテルを遅めにチェックアウトして、京都に戻る。電車の車内で、作曲。「オリヴィエ・メシアンに注ぐ20のまなざし」第6曲として、「喜びのジャズと雅楽のまなざし」を作曲。ジャズにもメシアンにも見られる4度を重ねた和音、雅楽の笙の合竹の和音、そして、メリーさんの羊のメロディーから成る小品。

家に帰り、明日からの水戸遠征に備えて、洗濯しつつ、新曲の楽譜の校正をして、完成。明日は、水戸へ移動の車内で、7曲目の「移調の限られた銀杏のまなざし」を作曲する予定。

作曲は仕事なんだけれども、作曲は趣味でもある。事務連絡などの雑用に追われて、作曲する時間が全く確保できなくなるのが嫌で、とりあえず、仕事の合間の空き時間に作曲していている。仕事の合間に、作曲して気分転換し、ピアノを弾いて気分転換という感じでしょうか。

夜、ギタリストの勝野タカシさん宅で、勝野さんと対談映像、即興セッション映像の撮影をする。なんでも、雪の日に自転車で転んで骨折し、いろいろ演奏ができなかった間に、アイディアが浮かび、映像配信を始めることにしたのだとか。楽しい会話が弾み続けるが、明日より水戸遠征なので、切り上げて帰ってくる。