野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

金沢大学の学生さんたちと

サンダーバードに乗り、京都から金沢へ移動。

金沢大学准教授の浅井暁子さんと合流し、来週のコンサート会場の「金沢ふるさと偉人館」を下見。西田幾多郎も、鈴木大拙も、室生犀星も、いろいろ偉人がいっぱいいることが分かった。

その後、金沢大学に移動。野村誠作曲の鍵盤ハーモニカ8重奏「神戸のホケット」(1996)を、この曲が作曲されたよりも後に生まれた学生さんたちと合奏し、演奏指導などする。

続いて、野村誠作曲「てぬき1」(2006)を、学生さんたちが演奏してくれる。この曲は、自由度の高い作品ですが、学生さんたちは、仕事をサボる部下と課長という設定の演劇仕立てにして上演してくれた。この曲のこんな演奏は、初めて見た。こちらは、いろいろ細部にアドバイスをして、作品を練り上げる作業。

その後、「しょうぎ作曲」(1999)を説明し、実際にやってもらったり、「手拍子のロンド」(2006)をやってもらったりしました。来週、7月28日に、学生さんと野村でコンサートします。

その後、金沢大学の教室で、2時間ほどピアノの個人練習。野村誠作曲の「オリヴィエ・メシアンに注ぐ20のまなざし」の既に作曲した3曲「異国の鳥とインドの古文書のまなざし」、「音価と強度のまなざし」、「逆行不能な鐘のまなざし」を練習。なかなか弾くのが厄介で、もっと簡単に書けばよかったと後悔しても仕方がないので、練習する。

金沢大学の教員宿舎に宿泊