野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

新潟いってきました

新潟のホテルで起床。水と土の芸術祭の事務局の小熊さん、大川さんがホテルに迎えにきて下さり、アーツカウンシル新潟の事務局へ。新潟市内は、雪がいっぱい積もっている。これでも、今週になってかなり溶けたらしい。これだけ雪が積もっているのに、どこにも雪だるまもなければ、カマクラもない。もし、京都でこれだけの大雪だったら、みんな大喜びで雪ダルマを作るが、いかに新潟の人にとって、雪が日常なのかがわかる。結局、今日、一個も雪ダルマを見なかった。

アーツカウンシル新潟の杉浦さんに会う。さいたまトリエンナーレでいっぱい助けてくれた蟻川さんと再会できるかと期待したが、残念ながら別の仕事で出ていて会えず。まずは、事務所で、水と土の芸術祭に関する色々な基本的なお話を伺う。その後、車で移動し、北区の福島潟へ。「越後獅子」の冒頭に「越路潟」という歌詞があったが、いきなり、新潟にやってきて、ここには数々の「潟」があり、その中でも最大の「福島潟」の絶景を見て、感嘆。そして、ビュー福島潟なる施設で佐藤館長のご案内のもと、景色も、渡り鳥も、植物も、満喫させていただき、福島潟でプロジェクトをやる気満々になる。

老舗の割烹をリノベーションしたお洒落イタリアンレストランでランチをし、そこの店主と近隣の小学生がコラボして考案のドルチェも美味しくいただいて後、北文化会館で、小学校の間先生と桜井先生に合流。館の橋本副館長も加わり、長時間の打ち合わせ。ホールの舞台でワークショップをして欲しいという意向も理解できると同時に、福島潟で舟に乗って、舟の上で音楽したり、植物や虫や鳥と交流して音楽をつくりたい気持ちも満々だったので、その辺を色々と相談する。

ホールを下見の後、笹川小学校の音楽室を下見して、色々、音楽室にある楽器も確認し、明日のコンサートに向けて、少しピアノを練習したいので、少しだけ音楽室で練習もさせていただいて後、新幹線にて、東京に戻る。

仲町の家に戻ると、アーティストの友政さんと千住の事務局の方がおられて、そこで、新潟の事情を色々意見交換。明日は、いよいよ「竹澤悦子×野村誠」コンサート。特別ゲストは沢井一恵先生です。当日券もありますので、是非、どうぞ。