野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

インドネシアと日本の音楽家達の交流

1月17日。阪神大震災から23年。あの当時、イギリスのヨークにいて、神戸の震災を知った。色々な思いが蘇る。「神戸のホケット」という曲を作った。その直後に一時帰国して、「でしでしでし」という曲を、水戸芸術館で上演した。23年経ったのか、と思う。

新木場の東京スポーツ文化館に行き、国際交流基金アジアセンターが主催する日本とインドネシアの若手音楽家の交流プロジェクトに顔を出す。野村はアドバイザーとして関わっている。ギギー、ウェリーにも久しぶりに再会。ギギーの新しい本をいただく。武満徹の言葉と並んで、野村誠の言葉を並べたり、何度か、ぼくも登場させていただいている。バリに1ヶ月滞在し、その日記。実際の体験と同時に、彼がそこで思索したことが綴られている。面白い本だ。

久しぶりにインドネシア語喋った。もう一人初対面のインドネシア人アリエフ。それから、作曲家の宮内さん、ヴィブラフォン奏者の會田くん、箏曲家の金子くんと、優れた音楽家が寄せ集められている。木皮成さんというダンサー/振付家のアーティストも加わっている。

言葉によるコミュニケーションがスムーズでないことを補おうと、即興でのセッションが自然発生する。せっかくその場にいるので、ぼくなりに、その場に違う色を沿えれる時は、ちょっと即興にも加わったりもしました。

もう一人のアドバイザーの森永さんのレクチャーも参加し、皆さんと色々交流できて、楽しい時間でした。今後の展開が楽しみであります。

夕食にちょっと合流して後、新潟へ向かい、23時過ぎにホテルにチェックイン後、19日のプログラムの原稿を執筆して、就寝。