野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

のんびり月曜日

昨日、疲れ果ててバタンと寝て、そのまま11時間ほど眠り、起床。夢の中で、高橋悠治さんと共演していたような気がします。つい最近も、悠治さんが夢に出てきた気がします。今まで、夢に一度も登場したことないのに、どうして急に出てきたのか。なんだか悠治さんに会わなければいけないのかもしれません。

20日から豊橋で行う「音楽ファシリテーター養成講座」の打ち合わせ。インターネット通話で。この講座は、音楽家である野村誠、教育者である池田邦太郎、コーディネーターである吉野さつき、という3人が講師であるので、それぞれの視点を明確にした上で講座を展開していこう、と思います。

香港のビザの書類作成のために証明写真を撮って、あとは投函するだけ。

シンガーソングライターのTASKEと会い、二日前の講座を振り返る。TASKEなりに「多様性」というテーマを目一杯意識して全力投球をした、とのこと。「生きてて良かった」と言ってくれました。ネットで彼のことを誤解して批判する人もいるらしく、そうしたことに意気消沈することも多いとのこと。しかし、一昨日の講義などで彼の活動を理解してくれる人がいることは、大きな勇気となるようです。誘って良かった。

ぼくはすっかり忘れていたけれども、22年前、TASKEと出会った頃のことを、TASKEは本当によく覚えていました。初めて、野村の鍵ハモ演奏を聴いて、これが本物のプロだ、と感激したこと。主にウクレレで弾き語りしていて、自宅で、キーボードを少し弾いていたが、ある日、キーボードでの演奏を野村に聴かせ、野村が褒めたことで自信を持ち、キーボードでの弾き語りをメインに変えたこと。結構、無自覚に発した言葉が、タスケに大きかったんだなぁ、と今更ながら思いました。ぼくの記憶では、彼は出会った時から、凄い個性で、才能豊かでした。ぼくは、その才能に興味を持ちました。また、当時の野村は、ほとんど仕事もなく、時間を持て余していましたから、彼といくらでも練習に付き合うことができました。豊かな時間だったなぁ。野村誠著の「路上日記」の中にも、少しだけタスケは登場しています。

今日、インドネシアからウェリーとギギーが来日したはずで、国際交流基金の人に何度か電話をしてみましたが、うまく繋がらず、今日、会いに行くことはできませんでした。

そこで、ピアノの練習をすることにしました。何せ、1月19日に「竹澤悦子×野村誠」コンサートの本番です。結構、じっくりと練習することができて、良かった。