新聞や週刊文春にも新垣隆君に関する記事が出ていましたが、彼の作曲作品について、彼の才能について、ほとんど書かれていないことに愕然としました。
彼の作品のほんの僅かしか知りませんが、色々なものが引用／コラージュされ、非常に多面的な音楽だと思います。「Periphery 周辺域」という邦楽器のための作品では、彼の曲の中に野村誠作曲「トシオイマネマネ」の歌詞が引用され語られます。もちろん引用するにあたって、彼から丁寧に使用許可の打診があり、ぼくは喜んでお引き受けしました。そのときも、非常にきちんと筋を通す誠実な人だと感じました。自分の作品の中に他者の作品や言葉を内包させ万華鏡のような世界観を作り出す人です。
また、これも昔の作品ですが、「ゴールドベルク変奏曲の主題（アリア）に基づく28の変奏曲」というのがありまして、バッハの主題を題材に、様々な手法で変奏をしていき、その自由奔放さと様々な技法を操る筆力はさすがで、凄い才能だと感じました。
さてさて、砂連尾さんの家に宿泊し、「砂連尾÷野村誠」公演の予告編映像のための砂連尾さんのコメントと、ぼくの鍵ハモの録音をし、その後、稽古場に出かけていき、砂連尾さんとの音楽創作などもして、その後、「家から生まれたダンス」を通しました（本日は３９分でした）。
砂連尾理 独演会「家から生まれたダンス」
音楽の進捗状況１）お灸ダンス （音楽：なし）
２）呼吸ダンス （音楽：完成）
３）植物舞 （音楽：完成）
４）噛みしめ体操 なめる体操 （音楽：本日作曲完了）
５）雲のポーズ （音楽：完成）
６）偶然のワルツ （音楽：作曲中）
７）水の動揺 （音楽：試行錯誤中）
８）すり抜ける足踊り （音楽：方針確定）
９）蜘蛛の手踊り （音楽：方針確定）
10）山の瞬間移動 （音楽：なし）
11）合気道 （音楽：試行錯誤中）
12) 捕獲プロレス ライオンとバッファローさん （音楽：方針確定）
13）ひざ枕の匍匐全身 （音楽：方針確定）
14）マッサージタッチ （音楽：方針確定）
15）星とコンタクトインプロ （音楽：方針確定）
「砂連尾÷野村誠」公演詳細は、こちら
http://realkyoto.jp/event/jareoosamu_nomuramakoto/
