野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ヴァイオリンとガムランの新曲合わせでしたーー

新年明けての初仕事が、日本センチュリー交響楽団関係でしたが、本日も「日本センチュリー交響楽団」関連です。本日は、新曲「Homage to Lou Harrison - Quartet for violin and Balinese gamelan」のリハーサルで、ヴァイオリニストの巖埼友美さんと、バリガムランGita Kencanaの小林江美さん、松村涼子さん、水沼優子さんの3人での初合わせでした。

いやぁー、自分で作曲した曲ですが、初めて、バリガムランとヴァイオリンの合体したサウンドを聴きまして、自分がイメージしていた音楽がちゃんと立ち上がるか、聞いてみるまで、ワクワクすると同時に、うまくマッチするかなぁ、と不安もありましたが、ばっちりです。この調子で仕上がっていけば、素晴らしい本番になること間違いなし、と確信しました。いやぁーーー、作曲家としては、このように、素晴らしき演奏家の方々に演奏していただけるのは、本当に本当に嬉しい限りなのです。

そして、西洋クラッシック音楽のヴァイオリニストが、バリ古典音楽の演奏家たちと、野村の曲でこのように共演している瞬間に出会えるのは、本当に作曲家冥利につきます。ヴァイオリンの音色が素晴らしく、ガムランの音色も素晴らしく、練習スタジオでこの音色なので、ホールではどう響くのか、本当に楽しみなのです。

1月12日の「世界のしょうない音楽祭」にて、世界初演となります。

http://www.toyonaka-hall.jp/event/event-4694/

その後、センチュリー響マネージャーの柿塚さんと打ち合わせ。12日のコンサートでの「越後獅子コンチェルト」の舞台上の配置について。