野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ピアノをおしえる日

豊橋のホテルをチェックアウトし、京都に戻る。新幹線の中で、「うたう図書館」の12月23日の公演の構成を考える。構成がほぼ決められそうなところになると、京都に着く。

夕方、ピアノを教えに行く。6年生の生徒は、ジングルベルが弾けるようになり、カントリーロードを弾きたいという、また簡単な譜面を書く。そのお母さんは、コードを弾けるようになりたいと言い、コードを教えて、カントリーロードの伴奏を宿題にする。そのご近所さんのお子さんは、6年生がピアノを弾いていると、そこにやってきて、ピアノの鍵盤を背伸びして鳴らしたりする。そのお母さんは、バッハを弾きたいというので、バッハの譜面を簡略化した譜面を書いて宿題にする。お母さんが練習すると、子どもがピアノを鳴らしに来る。といった同時多発のレッスンで、その間に、走り回って追いかけっこしたり、ネコや犬や車になってみたり、鈴がヘビになったりして、あそんだり、絵本の絵をみてお話をでっちあげたりした。楽しき時間。

帰って後、「越後獅子コンチェルト」の作曲に取りかかりたいが、疲れているのと、昨日までの「うたう図書館」の余韻も大きいので、もう少し「うたう図書館」の構成などを考え、「越後獅子コンチェルト」の作曲は、明日からにしようと思う。