野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

うたう図書館ワークショップ2日目

愛知県の田原市の図書館でのワークショップ二日目。

昼2時からは、図書館が開館中のため、会議室でのワークショップ。STスポットの小川くんとも久々の再会。昨日のワークショップに参加していない新顔も多数おられたので、野村の鍵ハモ・イントロダクションからスタート。そして、せっかく図書館でない場所で開催なので、本を離れて声の活動。「タイの村祭り」をやる。声のアンサンブルが良い感じにできて後、発声練習「たーはーら」、そして、それに合わせて、本の朗読リレーなど。本の朗読のバックでジングルベルなど。休憩後に、昨日つくった「タイトルズ」や「愚痴のうた」のお披露目の後、本をパタンパタンをやるBookologyや、本と朗読のオーケストラなどを試み、最後には3グループに分かれての朗読と歌のアンサンブルを試みる。これは、指揮がついて、なかなか面白く展開。4時半に終了。

夜6時からは、図書館で開催。夜の部は、鍵ハモ・イントロダクションを野村ソロではなく、大学生に声で加わってもらうバージョンを初の試みとしてやってみました。これもなかなか、良かった。その後、図書館の大林さんにお願いして、図書館ツアー。まずは、児童書のコーナーに行ったので、ここでは、音のかくれんぼをしました。これは、先日、特別支援学級で行ったワークショップで生まれた遊び。トーンチャイムを鳴らしながらのかくれんぼ。図書館は、意外に隠れる場所がいっぱいあるし、かくれながら鳴らすトーンチャイムの空間的な響きが素晴らしい。続いて、図書館の2階へ。ここでは、本をパタンパタンと鳴らすリレーを試みる。これがゲーム的になると大変面白い。続いて、1階の奥の郷土本コーナー。ここでは、全員が本を手にとり、ジングルベルのメロディーにのせて、順番に本を歌ってみた。すると、郷土本に書かれた内容が、ジングルベルのメロディーにのせてコラージュされて、大変面白い。続いて、文学のコーナーから、タイの村祭りをしながらパレード。これまた、楽しくできました。その後、「タイトルズ」を歌う練習をし、トーンチャイムを使って、パッフェルベルのカノンもどきのアンサンブルにのせて即興で歌うことをやってみました。ちょっと、こういうテイストのものがなかったので試したのですが、美しく味わい深かった。そして、最後に、3グループに分かれての指揮つきの朗読3部合唱を行いました。

終了後は、愛知大学の吉野さん、図書館長の豊田さん、大林さん、小川くんと語り合って後、ホテルに戻り、休む。最後の公演は12月23日。