野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

瓦と吹奏楽の出会い

イギリスのJohn Richardsから作曲の委嘱が来る。エレクトロニクスのための作曲の委嘱が来たのは、初めてのこと。これまで、ジャワ・ガムラン、ピアノ、アコーディオン、箏、三味線弾き語り、オーケストラ、歌、室内楽など、色々な委嘱をうけてきましたが、エレクトロニクスの曲は初めてで、初めてのことは、やはり新鮮で、楽しみ。

さて、今日は、もう一つ、初めてのことをしました。それは、瓦楽器と吹奏楽の共演です。10月22日に尼崎で「瓦の音楽」コンサートをするのです。会場は本興寺阪神尼崎駅から徒歩で5分ほど。寺町エリアで散策も楽しく、瓦屋根のお寺がつづく。

会場下見後、尼崎市立尼崎高校吹奏楽部を訪ねて、リハーサル。「瓦の音楽」と吹奏楽が共演する初めての瞬間。「ノマディック・レッスン」、「津井にきた」の2曲を共演できる形にアレンジ。高校生は柔軟で素晴らしい。2時間弱で2曲仕上がり、さらに、もう一曲、10分で超スピード共同作曲をして、3曲レパートリーできました。高校生の皆さん、よろしくねーー。

そして、打ち合わせ。22日にコンサートは、CD「瓦の音楽」から5ー6曲ほど登場し、その後、高校生とのセッションが3曲。盛り沢山な内容になりそうです。

帰宅後は、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」no.11「ホンキートンク・コト」を作曲して後、就寝。