野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

サービトン

ロンドンから、ウィンブルドンを過ぎた30分ほど南のSurbitonに。人口1万人の町。ここで、Museum of the FuturesをやっているRobinさんと会う。エンリコの紹介。町に歴史的な遺産などが特にあるわけではないところで、勝手に民話を創造して、巨人伝説をでっちあげて、その伝説に基づくお祭りを勝手に作ったりしている自由な人々。ニートの人々とプロの音楽家がタッグを組んだプロジェクトもやっているらしい。野村が日本センチュリー交響楽団とやっている就労支援音楽プロジェクトと似ている。詳しく話を聞きたいが、今日は巨人の話。

ということで、山本麻紀子さんの巨人プロジェクトのプレゼン、ロビンさんによる創作巨人伝説に関するプレゼンの後、ワークショップでは、日本の巨人がサービトンに来たという想定で、二つの創作の話をつくる。13歳の女の子がいる他は、大人の人々。活発に意見が出て、和気藹々とした雰囲気。

二つの物語を発表した後、二つの物語に触発された即興演奏を、エンリコ、野村、やぶ、そして、本日のワークショップ参加者であるギタリストのティムで行う。物語をイメージすることで、全く違った二つの音楽になる。

その後、夕食、パブと語り合う。また、サービトンに来たくなった。