野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

明日は世界のしょうない音楽祭

「世界のしょうない音楽祭」に向けての最終リハーサル。早めに集まって、日本センチュリー交響楽団の楽団員の方々と、ワークショップのこれまでの振り返りの会をしました。色々、課題と可能性があるので、次年度以降につなげていきたいと思います。そして、その後、邦楽の方々と「越後獅子」の部分を練習。地歌の「越後獅子」の手事の部分に、ピアノが加わり、ヴァイオリン、ヴィオラクラリネットが加わり、コントラバスが加わり、と洋楽が出会っていく部分は、ぼくが聴いてみたい音楽だったので、これが音になるのは、毎回、感動的です。作曲者として、幸せ過ぎます。

そして、ワークショップ参加者も含めて、本番の配置決めをして、舞台上、人がいっぱいです。60人です。そして、練習を通して、徐々に、埋もれていて聞こえてこなかった旋律などが、浮き上がってきて、アンサンブルがどんどん有機的になっていきます。最後には、冒頭から全曲通し稽古をしました。26分の大作になっていました。いよいよ明日です。

もう明日で終わるのが寂しいと、帰り際に仰られたワークショップの参加者の方もおられました。そう思っていただけて、嬉しいです。