淡路島での「鍵ハモ三昧」の最終日。朝食後、「やり残したことは？」の質問に、「大曲をつくって合奏したい」ということで、２０分の大作をつくることに。大作をつくるために、アイディアを出す。青木さんの「８分間読書法」を参考に、２分間各自で自由に鍵ハモを演奏し、２分間でどんな演奏をしたかをシェアする、というのをやる。５つほど、書き出せたので、さらに追加でもう一度、２分間自由演奏、２分間で話し合ってシェア。ということで、１０個のアイディアが書き出せた。そこで、この１０個のアイディアを実際に発展させるために、２分間相談し、その後２分間実際に演奏し、２分間で振り返る、という６分間で、一個のアイディアを発展させ、１時間で１０個のアイディア全てを発展させる。ここまでやって、荷物をパッキングして、しなどあんをチェックアウト。映像の上田謙太郎くんが陣中見舞いに来てくれて、一同で「琴屋」へ移動。そこで、１０個のアイディアを順に演奏して復習している様子を上田くんが撮影。１０個のうち５個を復習したところで、上田くんは時間切れでお帰りに。昼食後、１０個のアイディアを並べ替え構成し、２０分の大作が完成。これを通して演奏すると２２分の大曲になった。
２泊３日の非常に濃い「ケンハモ三昧」を終えて、京都に戻ると、大田智美さんからNHK-FMの「ベストオブクラシック」の録音が届いていた。１１月２１日に放送のもので、野村誠作曲「ブタとの音楽」(2007)から抜粋で、第２、３、４楽章を演奏して下さっていて、本当に素晴らしい演奏で嬉しくなる。９年前に作曲した曲が、こうして演奏され続けるのは、有り難いことです。
