野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

えずこせいじんモンゲンズ4日目

えずこホール滞在中。朝はピアノと鍵ハモの個人練習。3月5日に演奏する以下の4曲を練習。「くつがえさー音頭」は、自分が作曲した曲なのに、譜読みで間違った和音で読みそうになって、細かく、色々、譜面をチェックしておりました。作曲した時から12年も経っていると、完全に忘れておりまして、思った和音と違ったりします。36歳の自分は、48歳の自分と感覚が違うことは確かです。

野村誠作曲 2台ピアノのための「テキストのたね」(2006/2017)
野村誠作曲 2台ピアノのための「十年音泉」(2017)
野村誠作曲 マリンバとピアノのための「くつがえさー音頭」(2005)
ストラヴィンスキー作曲/片岡祐介編曲 「春の祭典」より序曲(鍵盤ハーモニカ2重奏)

その後、門限ズ(=吉野さつき+遠田誠+倉品淳子+野村誠)でミーティングして、明日の演目の構成などを話し合って後、えずこホールの水戸さん、玉渕さんと話し合い、そして、舞台監督の岩淵さんともミーティングの後、大ホールで場当たり。照明、音響などのチェック。

そして、白石高校吹奏楽部にアウトリーチの2日目。高校生たちに、一緒にやってみたいことを黒板に書いておいて、と宿題を出しておいたところ、10個もアイディアがあったので、10個のアイディアをそれぞれ試す。途中から、片岡祐介さん、柏木陽さんが見学に来て、いきなり片岡さんと「くつがえさー音頭」の演奏を披露したりもする。あっと言う間に1時間半が経ち、なんとか10個のアイディアから10の小品の種ができて、それから3分程度の作品に仕上げるという荒技で後半30分。本当に高校生たちとの心洗われるような時間でした。

ホールに戻り、柏木さん、片岡さん、そして門限ズで、3月5日の「えずこらぼれーしょん」のセッションの仕方について有意義な話し合いの後、泉山ロードさんの映像編集の仕上がり具合を確認し、男声合唱団にもご挨拶、藤浩志さんと打ち合わせ、片岡さんと「春の祭典」の合わせをして、ピアニストの中川賢一さんと打ち合わせの後、ホテルに戻り、門限ズの最終打ち合わせ。

その後、中川さんやダンサーの楠原竜也さんらと、交流して、温泉に入って、長い長い一日が終わる。いよいよ明日が、本番一日目。