8月6日(土)に、「ピアノの本音」第3回を開催します。本日は、調律師の上野泰永さんの個人ホールであるスティマーザールで、ピアノを練習し、上野さんと打ち合わせをしました。上野さんがアメリカで出会ってしまって購入してしまい、自ら演奏可能な楽器として復活させた160年前のピアノ(プレイエル)を弾くことにしたので、まずは楽器に慣れるために、研究も兼ねての練習なのです。プレイエルはショパンが愛したピアノとしても有名なので、ショパンの曲も色々弾いてみたりしながら、楽器の個性を探っていきました。プレイエルで弾くと、ショパンの曲もずいぶん印象が違います。
フレームが全て鉄である現代のピアノに比べると、半分は鉄ですが半分は木製なので、弦を支える力が弱い分、弦の張りも弱いので、打鍵した後に、ピッチの変化が大きく、非常に独特です。また、弦を打鍵するハンマーも軽く小さいので、同じピアノと言えども、音色もかなり違います。
また、上野さんから、調律師の立場としてのプレイエルの特色を思う存分語っていただきました。6日のレジュメを作らねば!
ということで、濃密なピアノの一日でした。