野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

すってんころりん幻想曲

鳥取でのリハーサル二日目。ことめや(滞在先)に、南米で巨大な魚を釣りしている人が、面白い人がいると聞いて、訪ねて来た、とやって来て、料理研究家の井口さんとジビエと釣りと物々交換などのことを喋って行く。その後、ホスピテイルでの共同作曲ワークショップ(講師:やぶくみこ)を見学して後、会場を移動して、野村のワークショップというかリハーサル。非常に濃密な練習ができ、一応、良い感じで曲を通すことができました。ぼくは、ピアノのパートと箏のパートを一人で掛け持ちしながら弾いていたので、なかなか上手く弾けませんでしたが、少しずつ弾けるようになってきた。(譜面を書いたところで、練習が全然できていない)。曲のタイトルは、参加者の皆さんとの議論の末、「すってんころりん幻想曲」となった。確かに、お箏では、「こーろりん」とか「かーらりん」とかあるから、「ころりん」はお箏を指すし、太鼓の口唱歌に「すってん」もあるから、「すってんころりん」で太鼓と箏を表現して、ピアノの部分を表現するための洋楽の表現で、というアイディアから、幻想曲(ファンタジー)。

その後、ことめやに戻り、井口さんのお料理をいただく。カレーに、様々なものをトッピングして食べる。このトッピングをいただきながら、今回のワークショップは、ぼくがピアノとお箏で作曲してきた部分は、カレーやご飯の部分で、ワークショップ参加者の方々が今日そこに、色々な音をトッピングしたのだなぁ、と思いました。

その後、深夜まで打ち合わせ。3月27日のコンサートについて。