野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

世界の庄内音楽ワークショップ2

世界の庄内音楽ワークショップ@大阪音大でした。

大阪音大が箏、三味線、尺八を準備して下さり、日本センチュリー交響楽団が、ヴァイオリン、ヴィオラトロンボーン、さらに様々な打楽器を用意。ぼくも、色々な楽器を持参。今日は、野村誠を体験する日。

導入に、35年前のピアノ曲「タヌキとキツネ」を自己紹介として演奏して、色んな楽器を紹介して、「皆さんどうぞ」と全員楽器を持っていただいて、昨年やった「へくしょん」を合図に合奏。いい感じです。続いて、箏や三味線なども入れて、「へくしょん」をやってみよう。またまた、いい感じなのです。

全員でトゥッティ!ジャン!と鳴らす音。これまた、最高。せーの、ジャン!せーの、ジャンじゃん!せーの、ジャンジャンジャン!せーの、ジャンジャンジャンジャン!と回数を増やしながら演奏。カッコいい!変拍子なのに!みんな凄い。

ニゾンのリズム「コロッケおいしい、ほうなん市場」の合奏。ええや、ええやん!

平調子にあり、三味線6下がりの開放弦、ヴァイオリン、ヴィオラの開放弦でもある、DGAの3音によるアンサンブルをやってみる。レー、ソー、ラー!それを、交代で指揮者の位置で聴いてみる。

レソラを使って、日本センチュリー交響楽団のリズムに合わせての演奏。三味線も箏も、トーンチャイムも、ヴィオラも、トロンボーンも活躍。

展覧会の絵」のメロディーが13音。箏は十三絃。そこで、「展覧会の絵」のメロディーの順番に箏を調弦してみると、誰でも曲ができるできる。という遊びを経て、一面の箏を3人弾く。すると、大阪音大の菊武先生が、「やったことないけど、こっちにも柱を立てれば」と無調絃側にも、柱を立てて、一面の箏で5人弾き!!!

大阪音大の井口先生は中国音楽がご専門なので、中国語を教えていただき、曲に盛り込もうと、ミニミニ中国語講座。みなさん、こんにちは。「大家好(タージャーハオ)!」のリズムによる箏演奏。

などなどの2時間ワークショップ。菊武先生、井口先生、センチュリーの楽団員、音大の学生さん助手さん、そして、参加者の方々が、すごく柔軟に対応して下さり、大変助かりました。次回は、日本センチュリー交響楽団の楽団員によるワークショップが行われます。