野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

釜ヶ崎オ!ペラの打ち合わせ⇒ラボカフェ⇒鉄道芸術祭の打ち合わせ

本日は、大阪へ。アートエリアB1にて、ラボカフェというトークイベントに出演するのです。その前に、ここで開催中の維新派の展覧会を観て、その後、ココルームの二人のうえださん(上田さんと植田さん)と打ち合わせ。「釜ヶ崎芸術大学」と「釜ヶ崎オ!ペラ」について。「釜ヶ崎オ!ペラ」は、やるんだったら、1時間に凝縮されたものか、8時間で出入り自由のマラソンイベントがいいな、と思うのですが、どっち路線?と質問すると、釜芸らしいのは8時間だろう、ということで、8時間路線で話し合う。植田裕子と最初に仕事をしたのは、8年前の取手だったわけですが、その時にやったイベント「ACDパーティー」は、テープカットの開会式から、公開作曲から、藤本由紀夫さんのパフォーマンス、大喜利、オンドマルトノ付きの盆踊り「マルトノ音頭」まで、実に様々なイベントの目白押しでした。上田假奈代と20年前にやった「シビレル」も、2日間ギャラリーの4部屋を駆使して、両日とも8時間くらいやったように思います。その二つの経験があったからか、「釜ヶ崎オ!ペラ」も8時間くらいになりそうな予感。釜ヶ崎芸大の講師陣も数多く出演するし、イギリスからストリートワイズオペラの人も参加するし、これは一大フェスティバルの様相です。上田假奈代と野村による詩とピアノによる交わりも、久しぶりに登場しそうですし、旅する音楽にもなって、そこには即席即興オペラもあれば、合唱もあって、ガムランがあって、ダンスがあって、詩が歌になり、歌が踊りになり、踊りが絵になる連鎖があり、生活があり、、、、。

その後、大阪大学コミュニケーションデザインセンター准教授の木ノ下智恵子さんと、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクターの野村誠によるトークイベント。カタカタが多い肩書きの羅列になりますが、早口に語りまして、観客の方々からの鋭い突っ込んだご質問/ご意見が飛び交い、スリリングな一夜になりました。アートエリアB1の主催する鉄道芸術祭で、この秋に何かすることになりそうです。