野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

送り火

11時間も眠ってしまいました。そして、ロンドンから我が家に、左右田智美さんが遊びに来ました。夏休みには、色々な人が移動します。左右田さんのお宅には、ロンドンでは、夫婦でよくお世話になっております。そして、我々の音楽を使ったこんな映像もあります。

京都芸術センターにて、ディディエ・ガラスの「ことばのはじまり」の稽古/創作。本日は、哲学について語り合う時間でした。昨日は、幾何学。本日は、哲学。アラン・バドウッの子どものための哲学の言葉。10年前、フランスのリール2004でパフォーマンスをした時、当時パリに住んでいた本間直樹くんと、子どものための哲学の話をしたことを思い出す。


西田幾多郎が歩いた哲学の道の上にある大文字山で、送り火が燃えあがる。我が家の2階の窓から、絶好の眺め。それぞれの山の送り火の保存会の方々と伝統に感謝し、精霊がお盆を終えて帰って行くのを見送りつつ、左右田さんとの会話で夜が更けていきます。