野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

子どもとガムラン

昨日の飲み会が、あまりにも濃密だったため、朝からインドネシア領事館に行くのは諦め、領事館に電話して、必要な書類の確認をして、書類作成の午前中。1ヶ月後には、インドネシアなのです。

妻は、午後からダンサーとの打ち合わせとリハーサルがあるらしい。我が家に、ダンサーの帰山さんがやって来て、3人でのお昼ご飯。ゆっくり食べたいけれど、出発の時刻になり、出発。

大阪への電車の中では、いしいしんじさんの「ある一日」を読み始める。

豊崎東小学校で、子ども達とガムランをするのです。ハイテンションな子どもたち。フルーツバスケットをすると、子ども達は、率先して指揮者をやりたがるのです。ガムランの演奏も、なかなかいいのです。ガムランのマレットは、低学年の子どもには明らかに重過ぎるのですが、それを一生懸命演奏する。それは、重過ぎるために、乱暴なのか、十分制御できないのか、の際なのですが、それでも、子ども達は、結構コントロールしてしまうのです。そして、インドネシアの楽器を始終演奏しているのに、その中に、ドジョウすくい、炭坑節、もちつき、竹コプター、などなど、和風なものが浮上する。みんな仲良くなっているものです。明日は本番。楽器を車に積み込む作業は、6年生の二人(吉井くんと川端くん)も手伝ってくれました。吉井くんは、今日も、駅まで見送りに来てくれて、その間も、ずっと打ち合わせをするのです。そこまでが彼の仕事なのです。

「ある一日」を読みながら帰りの電車。そして、家に帰ると、帰山さんは既に帰っておられ、代わりに片岡祐介さんが「ノムラノピアノ」CDのマスタリング作業をしておられる。ピアノソロCDも、そろそろ完成しそうです。ええ音で録れてるなぁ。