野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

インドネシアでも火山の歌

1年ぶりに、マングナン小学校に行きました。非常に実験的な自由な教育をしている学校です。1年ぶりにマコトが来るというので、全校生徒120名が集合して、子ども達は大騒ぎになっていました。大阪のワークショップで作った歌を歌ったところ、

「地球がぶっこわれる人間ヨーヨー」
という歌に、
「ヨーヨー!」
と返してくるコール&レスポンスになりました。さらに、子どもが
「マコトアソロレ」
と言い出しました。「アソロレ」というのは、ダンドゥット(インドネシアのポップスの一種)で、良く出てくるフレーズだそうです。こんなところでも、インドネシアらしさが出てきて面白いです。

その後、先生達とのワークショップ。こちら、新たに建設された校舎で、これが素晴らしいのです。自然の地形を生かして、池のあるところには水の上に校舎をつくり、小高いところには、小高い所に校舎を、、、、。

せっかくなので、島原での流れを引き継いで、火山の歌を作りました。辞書で単語を調べて読む限り、こんな意味になった。

高くそびえる水の山から川に水が流れる
モクマオウの木から下りたサルが砂防の近くで水を飲み
突然の火砕流から避難する
危険だ、熱い
砂、灰、石や巨石が繁栄をもたらす

夕方には、ギギー君が作曲した譜面を持ってやって来た。一緒に演奏した。