ジオパークという存在すら知らなければ、ジオパークに行ったこともなかったのですが、「第５回ジオパーク国際ユネスコ会議」に参加することになりました。
http://www.geoparks2012.com/jp/index.html
経緯は、こうです。
イギリスには、ぼくの親友であり兄弟のような存在である作曲家Hugh Nankivellがいます。彼が、2010年に、イギリスのジオパークとGeoQuestというプロジェクトをしました。これが、YouTubeの動画で見るだけでも、相当面白い。
ヒューが、イギリスのジオパークと共同で、雲仙で開催される「第５回ジオパーク国際ユネスコ会議」に来てワークショップや演奏をするから、一緒にやりたい、と誘ってくれました。それで、ぼくの方は、親友がイギリスから来る上に、仕事にもなるし、多分楽しいから、引き受けようと、ジオパークが何なのか分からないまま、オーケーの返事をしたわけです。
で、現在、ジオパークの事務局の方々と、色々、やりとりをして、ワークショップの準備をしたりしているわけですが、ジオパークって面白そうですね。自然を保護するために公園にし、その公園を、教育や観光にも活用し、地域の経済の活性化も目論む、というコンセプトのようです。単に地質学の研究者が集まるだけの学会ではなさそうで、こうして、音楽家まで来てしまう不思議な場です。そして、地球と人間がどうやって共生していくか、というのは、本当に大きなテーマで、東日本大震災や原発事故を経て、ますます考えさせられる大切なテーマなわけです。
そんなテーマについて、考えなさいと、メッセージを送られた気がして、ジオパークに出かけるのが、本当に楽しみになっております。
