野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ラディッシュの芽が出た

京都では、桜が満開となっております。昨年の春は、インドネシアだったので、2年ぶりの桜ですが、何かが始まっていくエネルギーは良いものですね。そして、ようやく暖かくなってきた京都に、遊びに来てくれる友人もいます。

隣人と近所の桜を楽しみ、静かな公園で中国茶と薄皮まんじゅうを味わい、話をする時間が贅沢です。ロンドンから遊びに来た美術家の友人が、屋久島に行ったらしく、屋久島の木々の写真を見ただけで、ドキドキしました。木々と対話する音楽を、やっていきたいな、と思いました。そして、近所の桜の木と対話する散歩を楽しみました。

畑の方も、ラディッシュが芽を出してくれました。ようやく春到来という感じです。米のとぎ汁をペットボトルにためておいて、畑に持っていってまいております。生ゴミは庭に埋めて、ミミズが分解してくれています。

若い音楽家が、色々譜面を見たい、音源が聞きたいと訪ねて来てくれました。かつてのぼくも、色々な方々のお宅を訪ねていき、貴重な譜面を見せていただいたり、音源を聞かせていただいたり、本当に親切にしてもらい、本当に感謝しております。そうした方々に、大した恩返しもできていない気がしますが、若い人々にその分のお返しができたらなぁ、と思っております。

そして、妻と楽器を演奏していたら、時間があっと言う間に過ぎていました。隣人とお茶を飲みながら語り合っていたら、時間があっと言う間に過ぎていました。お茶の時間が好きです。ジョグジャ(インドネシア)では、イスラム教の人が多い為、お酒を飲む習慣が皆無なので、夜でもお茶をして楽しく会話しておりました。ぼくがお酒が飲めないせいもありますが、もっと、こういうお茶の時間が増えたらいいな、と思っております。