野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

サウンドアートと民族音楽とジャズ

台北に撮影旅行に滞在中ですが、今日は、いろいろ人に会うことに。

まず、サウンドアーティストのヤオ・ジョンハンのスタジオ(123 Studio)を訪ね、彼のLLSP(Laser Lamp Sound Performance)という装置と、セッション。続いて、サウンドアーティストのワン・チュンクンが彼の新作サウンドオブジェ(Bubble Box)を持って来て、それとセッション。これが、精巧にできた可愛い機械で、音もビジュアルも良いのです。

その後、箏工房の事務所を訪ね、21絃の中国箏を触らせていただき、また、ちょっとセッションもする。

その後、箏奏者が時々関わっているジャズの奏者が演奏するというジャズのお店に行く。ジャズの知識に乏しいぼくですが、ジャムセッションに参加したところ、「Blue Monk」と「Take the A train」という知った曲だったので、かえってフリーに楽しめました。

印象としては、サウンドアートと民族音楽とジャズは、交わらず、それぞれの世界で展開している様子。学生時代に、サウンドアートと民族音楽学の両方を研究していた中川真さんがいた京都にいた自分は、ラッキーだったなぁと思いましたし、そうした交差点になる人物は必要なんだなぁ、と思いました。台湾のシーンの活性化のためにも。