野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

マレーシア3日目

朝食後にホテルのプールで少し泳いだ後、UiTMという大学へ。実は2年前に、ここでレクチャーをしたことがあり、ロスが作曲とピアノを教えている。今日は、国際交流基金のアレンジで、カムルルという音楽家を訪ねてきた。まずは大学の学食で昼食をとり、その後、カムルルさんの研究室に行って、歓談。いろいろ映像も見せることになり、彼は動物との音楽にも非常に関心を示した。よい感触。

学生達との授業では、ぼくの鍵ハモソロから始まり、カムルルの太鼓や竹澤悦ちゃんの箏も加わり、学生達にもマレーの民族楽器を演奏してもらう大セッションに発展した。その後、学生達と箏のための新しい調弦を考え、それでメロディーを作り、1〜13まである弦の中で、7と11を使わなかったので、「7・11」という曲になる。もちろんコンビニの名前でもあるが、これは、国際交流基金の谷地田さんの誕生日でもある。記念撮影後、カムルルの研究室で会話が弾み、即興セッションに傾れ込み、カムルルさんの出身の村の芸能の映像なども見せてもらい、濃厚な時間。

その後、渋滞に巻き込まれながら、夜6時の約束の場所に7時半に着き、Findarsというスペースの人々と交流後、ヘトヘトなので、少しだけと断って、ちょっと即興セッションをして、ホテルに戻り、10時になんとか夕食を食べて後も、夜遅くまであつく語り合う。