野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

セッション@スタジオイマイチ

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久しぶりにYCAM山口情報芸術センター)に。2001年から、YCAM建設中の時から、開館プレ事業「アートマネジメント隊 野村チーム」として活動を始めて以来、何度も通ってきた故郷みたいなところなので、ただいま、気分です。5周年記念の展覧会も、なかなか楽しかったです。いろいろ懐かしい面々にも会えて、うれしい。皆さん、数日後から始まる湯田温泉などにメディアアートを仕掛ける展示の準備で、大変そうでした。

今回のイベントは、野村チームのマツトミさんが企画で、ちらしのカエルの絵は、野村チームのコジマさんが描き(CD「しょうぎ交響曲の誕生」の絵や文字も彼女が担当です)、そして、コンサートの第1部は、野村の鍵ハモのソロですが、第2部はセッションで、セッションした3人のうちの2人(谷くんと石井くん)も、野村チームのメンバーだった人たちです。2003年のアートマネジメント隊の報告シンポジウムで、野村チームは「報告会」ではなく、「予言会」をしました。山口で、今後、こんなことが起こっていきます!と。予言が、どんどん現実になってきています。

そして、2007年3月には、YCAMで「あいのてさんコンサート」をやりましたが、2008年3月はYCAMではなく、山口県立大学の水谷先生の企画で、ガムラン「桃太郎」公演。今回は、最近スタートしたダンススタジオ「スタジオイマイチ」でのライブと、YCAMの外でも、色んなアート活動が展開している様子が感じられて、山口のアートシーンの充実ぶりを感じさせられました。スタジオイマイチの下には、YCAMの舞台監督の宇野さんが、Mnagroveという立ち飲み屋を開業していたり、、、、。

で、コンテンポラリーダンサーの江藤さん、朗読の谷くん、ラップトップの石井くんと、3つのセッションが、3者3様で、大変よかった。このような機会を作ってくれたマツトミさんに感謝。このセッション、ジャンルで言うと、ダンスの江藤さん、演劇の谷くん、音楽の石井くん、となってたわけで、敢えて3ジャンルを集めたとかではなく、ごく自然に、ダンス、演劇、音楽と一人ずつの若手アーティストが、セッションしてくれた、という感じです。で、そのあと4人全員でのセッションもありました。

それから、尺八吹きで、トルコの笛を学びに音楽留学して、今、山口大学の先生という斉藤完さんという方にもお会いしました。(ご著書が大変、面白い)。これは、山口がますます面白くなっていきそうです。

ヒュー・ナンキヴェルが2004年に山口に滞在した時「Yamaguchi Thankyou」というピアノ曲を作曲してました。まったくもって、山口サンキューです。また、来ます。