野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

エディンバラの夏至の植物園

植物園でのコンサートは、作曲家のKimho Ipのプロデュースによる6幕もののパフォーマンスで、植物園の6箇所を移動しながら行うものでした。ところが、スコットランドらしいあいにくの悪天候で、どしゃぶり。その中で、観客も演奏者、ダンサーもぬれながらのコンサートでした。ワークショップに参加した子どもたちの演奏するシーンもあり、子どもたちもぬれました。ぼくも、飛び入りで、いくつかのシーンで演奏しました。

アナン・ナルコンにも久しぶりに再会。アナンは先週は韓国に行っていたそうで、アジアの楽器だけを集めたオーケストラプロジェクトの打ち合わせだったそうです。また、別のプロジェクトでは、遺伝子の研究家と組んで、DNAと音楽の関係についての調査に、民族音楽学者として参加していたりもするそうです。アナンは、相変わらずアクティブで元気でした。

そして、昨年グラスゴーでの共演したJean-Davidの家に宿泊。彼は、カンボジアに音の調査に行ったこともあるそうで、ぼくらが出会ったカンボジアの伝統音楽の復興に力を入れているモンコルにも10年ほど前に出会っていました。彼は映画の音楽もやるし、大学で講義もするし、バンドも色々やっているし、本当に面白いです。

Jean-DavidのカンボジアのCDはこちら
http://www.amazon.com/Angkor-Journey-Cambodia-Jean-David-Caillouet/dp/B000XYF47M/ref=tag_stp_st_edpp_ttl


そして、なんと、彼は、DevonのDartington Collegeの出身だそうで、秋にぼくがワークショップをすると言ったら、驚いていました。色んな偶然があります。これから彼とも、いろいろ何かをするかもしれません。