野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

P−ブロッ@国分寺第8小学校

小学校で演奏をしました。
2月に長崎の小学校で演奏したのですが、5月の小学校は全然違います。小学生は、4月の新学年のころと、3月の学年末では1歳違うわけで、2月のつもりでやると、5月上旬は違うんだなー、と思いました。それは、この前、あいのてさんで、同じ保育園に、11月と4月に行って感じたことでもあります。保育園の場合、半年違うだけで、ずいぶん成長するということを体感しました。というか、日々、成長しているんですよね、ぼくらも含めて。

今日は、自分自身が、作曲中で創作モードだったこともあると思うし、朝早起きでぼーっとしていたのもあったと思うのですが、演奏には反省材料がいっぱい残りました。

せっかく小学校に演奏に行っているのだし、演奏というのは、playですから、ぼくらがplayしているのを(演奏で遊んでいるのを)、子どもたちにも見てもらい(聴いてもらいたい)と思うのですが、今日は、どっちかというと、workしている感じの演奏になってしまっていました。その場その場で、思いっきり今の瞬間を楽しんでいられたらいいのですが・・・。

今日は、水戸芸術館中村晃さんによる9月21日の水戸でのコンサートに向けてのインタビューがありました。これは、近々、水戸芸術館のフリーペーパーに掲載される予定です。ちらしもできあがって、なかなかよい感じでした。

P−ブロッの今後の展望についてインタビューで聞かれて、ぼくが答えたのは、「自由になること」。これまで、前例のない、お手本のない、何もないところから、鍵盤ハーモニカの音楽を切り開いてきた感じはあるのですが、何もないからこそ、何でもやれたし、自由でもあったし、未熟でもあったのですが、12年続けて、ある程度、P−ブロッの個性とかスタイルも築いてきて、スタートラインに立った感があるし、逆に言うと、自分たちの築いたものから、もっともっと自由に広がっていきたい。そのために、今、ぼくらは何をするべきなのか、それを考えていきたいです。