野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

どん・ゆ、なんちゃってペロタン、次回リベンジ

商店街チンドンパレードと大河原駅前演奏+芋煮は、台風のため雨で中止で、えずこホールでの開催になりました。

さて、そこで、ワークショップのメンバーと、「どん・ゆ」をやりました。これは、碧水ホールのガムランワークショップで生まれたアイディアで、それが、今回えずこのメンバーにより進展しました。詳しいことは、あおぞら音楽社からの新刊の本に書きます。

それから、新刊の本に収録するべく「なんちゃってペロタン」をやりました。ペロタンというのは、13世紀の作曲家。これを、片岡さんが「えずこ、いもに」という歌詞を書き、これをラテン語っぽく変形します、と言って「ず」を「でぃ」に、「い」を「え」に変形させて、「エディ〜コ〜、エモニ〜」として、簡単ルールでデタラメ合唱。最後に「アーメン」と歌いました。

生憎の雨ですが、それでも、おいしい芋煮。そして、ホールロビーと外を少しパレード。ちんどん、ロック、マーチ、ほのぼのの4曲を演奏。また、お客さんも参加しての「なんちゃって祭囃子」、「なんちゃってメキシコ」、「なんちゃってカントリー」、「なんちゃってハワイアン」など。

えずこホールの住民参加事業は、これまで、ワークショップ参加者がホールで様々な活動をしていましたが、駅前演奏、チンドンパレードなど、どんどんホールの外に発信したり、外に出て行こうとするアウトリーチの発想が、ワークショップ参加者の中に芽生えてきています。

今後は、このワークショップ参加者と出張ワークショップをしに、どこかに出て行くこともできそうです。また、じんじんに来てもらっての野点もあり、パレードもありの「総合音楽劇屋台」を実現させたい、という気分になりました。

それから、昨年度1年間で、100日以上のワークショップを開催し、野村誠矢内原美邦、倉品淳子、柏木陽、明神慈、わたなべなおこ、片岡祐介尾引浩志池田邦太郎、鈴木キヨシ、藤浩志、木村としろうじんじん、というメンバーが通いつめて、2月の「十年音泉」では、出演者が住民だけで3時間半のステージを2日やったわけです。

なのに、9月に倉品さんが演技指導に入ったえずこシアターの芝居を見に来たら、そこからレベルアップしてるし、今回の屋台チームも、音楽ワークショップも、明らかに、2月からレベルアップしてきています。熱が冷めるどころか、さらに加速している感じ。これは、次回来るときが、また楽しみです。みんなまた会える日を楽しみにしています!